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iPhoneはクローズド?

さきにiPhoneはOSXで走る通信機能付のパソコンだと書きました。その時点ではiPhoneに通常のパソコンやスマートフォン同様に、ユーザー側で様々なアプリケーションを開発、追加出来ると思っていました。

日本製のスマートフォンであるZERO3(OSはWindows Mobile5.0)等は様々なシェアウエアーやフリーソフトが出回っています。弊社でも現在ZERO3を使ってサーバーにアクセスし、業務情報をやり取りする業務用システムを開発しています。当然iPhoneでも同様のことが出来、業務用システムの端末として使える可能性が有ると思っていました。

しかし、どうも違うようです。まだ販売まで間が有りますので変わってくるかもしれませんが、New York Timesのデビッド ポーグ氏のコラムで「iPhone」に関するFAQとその回答がまとめられています。その中に下記のような項目が有りました。

Mac OS Xプログラムを利用できますか?ーいいえ。
新しいプログラムを追加できますか?ーいいえ。Appleは、携帯電話のあらゆる面の見た目、操作感、動作を統制したいと考えています。

文面のまま解釈すれば、最初に入っているアプリケーション以外の追加は許さないということになります。Appleがチェックし基準を満たすアプリケーションであればOKということになれば、パッケージの開発ということになります。シェアウエアやフリーウエアの考え方が否定されることになりそうです。これは非常に残念なことですが、やはり製品が出てくるまでは不明です。


Zero3

ウイルコム W-ZERO3(シャープ製)

■現在ZERO3を色々と触っているのですが、OSの不完全さやアプリケーションメモリーの不足、メモリー管理のずさんさが目につきます。ただ理想的ではありませんが、手帳の替わり、メールのやり取り、webの利用、電話の機能が一つにまとまっているスマートフォンとしては、通信料金が定額制であること、その画面サイズが大きいこと、開発アプリケーションを自由に追加出来ることもあり、日本国内で業務用に使える唯一のものかもしれません。

●写真はZERO3からブラウザーを使用して見たapple US のホームページ。